ムダ毛処理のトラブルQ&A
「ムダ毛処理を自分でしているけど、なかなか上手くできない」「いつもムダ毛処理後に肌トラブルになってしまう」そんな経験をしている女性は少なくありません。
綺麗なお肌、美しい下着姿を手に入れるためには、お肌の負担の少ないムダ毛処理を行うとともに、トラブルが発生した時に正しく対処することが大切です。
ここでは、ムダ毛処理で起きるトラブルとその解決策をまとめています。
ムダ毛処理で起こった!お肌のトラブル
ムダ毛を剃った直後に肌が赤くなる!
カミソリで処理した後に、肌が赤くなったりかゆくなるのは、カミソリ負けをしているからです。
カミソリによってお肌に小さな傷ができ、赤み、痛み、かゆみなどを引き起こします。
刃こぼれをしているカミソリを使ったり、逆剃り、剃る力が強すぎるなどが原因によって起きてしまいます。
もしカミソリ負けが起こってしまった時は、患部にドラッグストアで売られている「オロナインH軟膏」を塗りましょう。
オロナインには殺菌、止血、雑菌の繁殖抑制をする成分が含まれているため、カミソリ負けの治療に最適なのです。
ステロイドの入った外用薬を塗布する方がいますが、ステロイドは炎症が早く治まる代わりに副作用が強いため、オロナインで改善できなかった場合にのみ使用することをオススメします。
毛穴が赤くなり、にきびみたいになった!
ムダ毛処理後の毛穴の炎症を「毛包炎(毛嚢炎)」と言います。
毛穴の中に細菌が感染し、炎症や化膿が起きて、赤いブツブツやニキビに似た状態になります。
抗菌作用のある洗顔料でお肌を清潔に保つようにすると、自然と治癒します。
なかなか治らない、次第に悪化するといった状態になった場合は、皮膚科を受診し、抗生物質の入った治療薬を処方してもらいましょう。
ニキビに似ているからといって、ニキビ治療薬を塗ってしまうと、悪化することがあります。
また、似た症状でも毛穴ではなく毛穴の周りの皮膚に炎症が起きている場合には、毛包炎(毛嚢炎)ではなく「毛包周囲炎」と言います。
伸びたムダ毛が毛穴の周りの皮膚に刺さり、そこが炎症を起こしている状態です。
毛包炎(毛嚢炎)と同じ対処法ですので、お肌をきれいに保つよう心がけてください。
皮膚の中にムダ毛が埋まってしまっている!
ムダ毛は伸びているのになかなか外にでてこない・・・これを「埋没毛」と言います。
埋没毛は、処理後に伸びたムダ毛が表皮に刺さったまま成長しており、ポチッと隆起している状態です。
気になって毛抜きや針で皮膚を破り、埋没毛を取り出す方もいるようですが、傷になって跡が残ったり、炎症を起こす可能性がありますので、絶対にやめましょう。
古い角質を取り除き、被っている皮膚を徐々に薄くしていくことで、埋没毛が解消されます。
ボディースクラブやボディ用ピーリング剤を使ってマッサージをした後、たっぷりと保湿を行いましょう。
肌の色がどんどんと茶色くなってきた!
間違ったムダ毛の自己処理を行っていると、肌が刺激を受けてメラニンを蓄積し、色素沈着を起こすことがあります。
ムダ毛処理はひとまず中止し、なるべく摩擦が起きないようにしましょう。
肌に合わない化粧品は思い切って捨て、たっぷり保湿を心がけるようにします。
トラネキサム酸・タチオン・ヨクイニン(漢方)の内服、ビタミンC・マキベリーの摂取はメラニンに作用するため、色素沈着に効果的です。
また、美容外科で施術できるピーリングとイオン導入は肌の代謝を活性化させるため、色素沈着の改善を促します。
ただし、医療機関のシミ用レーザーは炎症による色素沈着を悪化させるため、注意しましょう。