女性の下着にはどんな種類がある?自分にピッタリの形はどれ?
何気なく購入し着用している下着ですが、実はブラやショーツの中にも種類がたくさんあり、ボディラインや着用感などに影響しています。
女性向けの下着のうち、自分にピッタリの種類はどれなのか、1つずつ分かりやすく解説しました。
下着の種類を把握しよう
自分の体形にあわせて美ボディラインへ
下着にはブラジャーやショーツなど多くのアイテムがありますが、さらにそれぞれに特徴の異なる複数の種類が存在します。
各下着の細かな種類は、各アイテムの機能を高めるだけでなく、自分の体形や身体の特徴にあわせて選ぶことで、よりしっかりとボディラインを整えたり、理想のラインを作る事が可能です。
例えばブラジャーの場合、「フルカップ」と言われる種類はボリュームのある胸の大きい方や脂肪の柔らかい方が、バストの形を整えるのに適していると言われる下着です。
また、「1/2カップ」と呼ばれる種類のブラジャーであれば、カップの面積が少ないため、デザインや機能によっては小さな胸を大きく見せることもできます。
このように、自分の悩みや理想像にあわせて種類を選ぶと、着用時の心地良さや満足度が高まります。
洋服・シーンでも種類を変えよう
また、下着の種類は洋服のデザインによっても左右されるため、その種類と特徴を把握しておくとより便利に選ぶことが出来ます。
「オフショルダーのトップスなら、ショルダーストラップのないブラ」「ピッタリとした着用感のパンツなら、ラインが目立たないバックレースやTバックのショーツ」など、自然に選んでいる女性は多いものです。
また、普段仕事をするときに身につけている下着と、好きな人とデートをするときの下着が異なるように、着用するシーンによっても種類を変えることができます。
どこで、どのような下着を選ぶのが良いのかを知っておくことも、女性のたしなみと言えるでしょう。
ブラジャーの種類一覧
カップデザイン別の種類
フルカップ
カップの面積が大きいため、バストの全体をしっかりと包み込み、着用時に安定感のあるブラジャーです。
また、カップの中央に近い所にストラップがついており、脇から胸をしっかりと中央に引き寄せることが出来る構造なので、バストの形を整えたり、バストアップにも効果があります。
胸の大きい方、乳房の脂肪が柔らかい方、バストが下がってきた方におすすめの種類です。
3/4カップ
フルカップのブラジャーに比べ、上辺が斜めにカットされており、面積が3/4程度に小さくなったブラジャーのことを指します。
脇からのバストのサポート力が強いので、バストのボリュームをアップし、胸元や谷間を強調することが可能です。
また、ワイヤー入りやパッド入りを選べば、より一層豊かなバストラインを形成する事が出来ます。
谷間を作りたい方、胸のボリューム不足に悩む方、脇肉が気になる方におすすめの種類です。
1/2カップ(ハーフカップ)
フルカップのブラジャーに比べ、上辺が水平にカットされており、面積が1/2程度に小さくになったブラジャーです。
バストを下からしっかりと支え、小さめの胸でも比較的バストを大きく見せることができるという特徴があります。
また、カップに使用される生地が少ないため、ストラップが外せるタイプなら、オフショルダーのように胸元や肩~デコルテが大きく開いた服を着る時にも適しています。
ただし、胸の形によっては乳輪や乳首が出てしまう事もあるので、着用してから選んだ方が安心です。
作り・デザイン別の種類
シームレス(モールドカップ)
1枚の布から作られた継ぎ目や縫い目がないタイプのブラジャーで、下着のラインが目立たないため、薄手の洋服やタイトなデザインを着る時に便利です。
また、縫い目が肌に擦れたりしないので、着心地がよく、体に馴染みやすいという特徴も持っています。
アウターに響かない設計なので、デザインよりも機能・利便性を重視する方におすすめできます。
ビスチェ(ロングライン)
バスト下の丈が長くなっており、コルセットの様なタイプのブラジャーを指します。
ウエストを細く見せたり、脇のラインをスッキリと整える効果があります。
肩紐(ストラップ)がないタイプも多くありますので、胸元の開いたドレスの下に着用すれば、上半身の綺麗なラインが作れます。
ホルターネック
ストラップを首にかけるタイプのブラジャーなので、背中が大きく開いたドレスや服を着る時におすすめです。
肌を大幅に露出することが出来るので、ちょっと刺激的な服を着たい時にも重宝する種類です。
他の種類に比べ、販売数はあまり多くないので、通販などでいろいろなお店を巡って探すと良いでしょう。
ノンワイヤー
名前の通りワイヤーの入っていないブラジャーなので、「ワイヤーが擦れて痛い」「圧迫感が嫌だ」などブラジャーにトラブルを抱える方にも着用しやすいでしょう。
とにかく着心地が楽なので、自宅でのリラックスタイムなどに付ける方も多くなっています。
体の補正力は、他の種類に比べると低めですが、適度にサポートしてくれるタイプも販売されつつあります。
ストラップレス
名前の通り肩ひもなどのストラップがないブラジャーで、肩~背中を見せるようなデザインの洋服やドレスを着用する時に活用できます。
ヌーブラのようにズレにくいタイプのブラジャーも多く販売されており、シーンによって使い分けると良さそうです。
肩への負担が少ない事から、肩こりに悩まされる女性にも嬉しい種類と言えます。
ショーツの種類一覧
スタンダードで使いやすいデザイン
フルバック(ジャストウェスト)
お尻全体を包み込んでくれるので、安定感・安心感があり、お尻の肉漏れを防ぐ事が出来ます。
お臍くらいまで隠れる丈の長さがあるので、冷え性の方やお腹が冷えやすい女性にもおすすめです。
種類やデザイン、カラーバリエーションも豊富に揃っているので、選びやすいのもポイントです。
スタンダード
現在販売されているショーツの形としては、最もノーマルで一般的なのがスタンダードです。
ブラジャーとセットで販売されていることも多く、履く人・場面を選ばないので、汎用的に活用することができます。
フルバック同様、種類やデザイン、カラーバリエーションも豊富で、デザイン重視の方にもおすすめです。
ローライズ(ヒップハンガー)
スタンダードタイプよりも股上を浅くした形で、履き口が骨盤よりも下に来るデザインのショーツです。
しゃがみ込んでもショーツが見えにくいので、股上の浅いパンツやジーンズなどの衣服を履くときにおすすめです。
バックレース
お尻側の下辺がレース地になっているため、縫い目がなく、普通の生地よりも薄めになっているショーツです。
ショーツのラインが響きにくいのが特徴で、タイトなパンツや薄手のボトムスを履くときに適している種類と言えます。
レース素材の伸縮性や触り心地は、メーカー・ブランドによって異なるため、お気に入りを見つけると買いやすいでしょう。
ユニークデザインや特別な日のショーツ
Tバック
サイドからバックにかけての布地が「T型」にカットされいるショーツで、ラインの出やすい洋服や薄いパンツにも最適の種類です。
布が股部分に食い込むため、初めて着用する時は独特の装着感がありますが、女性人気が高く、セット品だとTバックが選べるお店も増えています。
セクシー感が出ることもあり、1枚持っているとナイトシーンでも重宝します。
Gストリング(ソング)
Tバックの一種ではありますが、フロントがV字にカットされているため、よりカバー部分が少なくなっています。
バックとサイドが細い紐状にデザインされており、ラインがほとんど響かないので、ボディラインにピッタリと沿った洋服も安心して着用できます。
Tバックと比べて流通量が少ないことから、通販を使って購入すると良いでしょう。
ボーイズレッグ
裾がヒップよりも下部まで伸びており、男性用下着で言うところの「ボクサータイプ」に似たショーツです。
セクシーさはあまり感じられませんが、安定した楽な履き心地が魅力で、自宅や休日用に持っていると重宝します。
肌の露出が少なく、保湿効果が高いので、腰回りの冷えを防いでくれるのも女性に人気の秘訣です。
サニタリー
生理時に特化されたショーツなので、ナプキンをつけて使用することを前提に作られています。
「ナプキンがズレにくい」「漏れても浸透しにくい」など、生理の日をより快適に過ごせる機能を付加しているのが特徴です。
股の部分が2枚構造になっているタイプなら、羽根つきナプキンも外から見えてしまう心配がありません。
ガードルの種類
ショートガードル
脚部がなく、脇の長さの一番短いタイプのガードルショーツは、腹部~ヒップを補強する機能に優れています。
スカート着用時でも脚口が見えないので、プライベートで着用したい女性にもおすすめです。
ただし、鼠径部に沿ってカットされていることから、締め付けの強いタイプだと窮屈感があるかもしれません。
ロングガードル
股下丈が長いタイプのガードルで、膝上あたりまでしっかりと補正する機能を備えています。
ヒップラインが上がるだけでなく、太ももの引き締め効果ももたらすため、パンツラインの出やすいズボンを着用するときにおすすめです。