女性のムダ毛の処理方法一覧|自分に合った方法はどれ?

せっかく買ったかわいい下着も、ムダ毛がはみ出ていては可愛さが半減してしまうものですよね。

女性なら誰でも1度は行ったことのあるムダ毛の処理ですが、どの方法で処理をするのが良いのか、それぞれに対するメリット・デメリットをまとめてみました。

ムダ毛を剃る方法「剃毛」

カミソリで行うムダ毛の処理

ムダ毛の処理方法の中で最もメジャーなのが、カミソリで剃る方法です。

初めてムダ毛のお手入れをする方から、長年自分で処理し続けている方まで、幅広い女性が行っています。

毛の流れに沿ってカミソリを動かして剃毛するだけなので、自宅でも旅行先でも行えて、お手入れの時間もかかりません。

カミソリのメリット

カミソリはドラッグストアやスーパー、コンビニ、通販などどこでも手軽に入手できるうえ、本体や替え刃の値段も500~1,000円程度とお手頃です。

刃の広いカミソリなら一度に広範囲を処理できますが、さらに刃の小さいカミソリを使えば、指や眉などの細部のお手入れも簡単です。

カミソリのデメリット

カミソリはあくまでも、皮膚上に出ているムダ毛を剃って無くす方法なので、またすぐに生えてきてしまい、頻繁にお手入れが必要になります。

また、刃物を使っているので肌を傷つけやすく、ダメージが大きいというのがデメリットです。

お肌が弱い人、敏感肌の人、上手く剃れていない人は、カミソリ負けしてしまう人もいます。

また、カミソリで剃毛すると、ムダ毛の先端が鋭利になってチクチクしたり、表面積が増えることでムダ毛が濃く見えてしまう事もあります。

電気シェーバーで行うムダ毛の処理

電気シェーバーと聞くと男性用のひげ剃りをイメージしますが、実は、女性のムダ毛処理用のシェーバーも販売されています。

「レディースシェーバー」と呼ばれ、部位ごとに使えるものから全身対応のものまで、様々なモデルが販売されています。

豊富な種類の中から選ぶことができるので、価格も性能も自分にピッタリなものが見つかりやすいでしょう。

電気シェーバーのメリット

電気シェーバーも刃を使っていますが、ヘッド部分でムダ毛をキャッチする構造なので、カミソリのように肌に直接刃が当たりません。

角質層を削り取ってしまう心配がない分、お肌が傷つきにくく、肌への負担が軽減されています。

また、電池や充電で稼働するため、お肌に沿って動かすだけで自動的にムダ毛が取り除かれ、手間がかかりません。

電気シェーバーのデメリット

肌に直接刃を当てず、ヘッドが肌を守ってくれる一方で、剃り方が浅くなるため残ったムダ毛が目立ちやすくなります。

そのため、頻回なお手入れが必要になり、週に何度も処理をする手間がかかってしまいます。

また、カミソリと同じく剃った断面が広くなることから、ムダ毛が濃く見えるようになり、剃り跡が気になるのも難点です。

ヒートカッターで行うムダ毛の処理

熱線を利用し、毛を焼切るようにしてムダ毛処理を行えるのがヒートカッターです。

かなり温度が高くなるので肌のごく近くで使う事は出来ず、皮膚の上に露出するムダ毛を全体的に処理するというよりも、下着からのムダ毛のはみ出しなど、長さ調節に役立ちます。

一般的には、他のムダ毛処理と併せて利用される事が多い方法です。

ヒートカッターのメリット

ムダ毛処理は全体的になくす方法が多いですが、ヒートカッターの場合は毛を残したい部分のお手入れが行えます。

熱を使って毛を焼き切ると、毛先が丸くなり、処理をした後もチクチクとした不快感がありません。

また、コーム付きタイプで販売されているので、ムダ毛の長さも好みに調整することが可能です。

ヒートカッターのデメリット

ムダ毛を焼き切るには少し時間がかかり、少量ずつしかできないので、小範囲でも時間がかかりやすいのが難点です。

熱線の温度はムダ毛が焼け切れるほど高温になるため、正しい使い方をしないと、やけどをしてしまう可能性があります。

また、毛はタンパク質が主成分でできており、焼け切る時に煙やニオイが生じるので、換気をしながら行わなければなりません。

毛を抜く方法「抜毛」

毛抜きによるムダ毛処理

ほとんどの家庭に置いてある毛抜きでのムダ毛処理は、眉や指先などの小さな範囲や、剃り残し部分の処理として行う方も多いようです。

広範囲を行うのはかなり大変ですが、気になった時にちょっとした部分をさっとお手入れできます。

しかし実際は、毛抜きでムダ毛処理をすると毛穴に大きなダメージがかかるため、あまりオススメできません。

毛抜きのメリット

毛抜きは100円ショップで購入することもでき、ムダ毛処理の方法としては最も安価だと言えます。

他のムダ毛処理方法は、比較的広範囲を対象にしている事が多いので、細かい部分にできるため重宝します。

ムダ毛の毛根からしっかり抜くことができれば、次の毛周期が訪れるまでしばらく生えてこず、頻繁なお手入れが必要ありません。

毛抜きのデメリット

ムダ毛を抜く時に物理的な刺激が与えられ、毛穴に負担がかかるため、毛穴が開きやすくなります。

また、刺激が強すぎて炎症や化膿を引き起こしたり、ブツブツ肌や埋没毛が生じる事もあるのです。

さらに、抜毛時に皮膚が引っ張られることで皮膚組織にダメージが与えられると、たるみやシワなども起こりやすくなる事から、美肌のためを考えると良い選択肢ではありません。

脱毛テープ・ワックスによるムダ毛処理

脱毛テープや脱毛ワックスは、粘着剤の力を利用して、一気にムダ毛を抜く処理の方法です。

「貼って剥がすだけ」「塗って時間をおいて剥がすだけ」と簡単な方法で誰でも行えるうえ、ドラッグストアなどで手軽に購入できます。

一気に広範囲のムダ毛処理が行えますが、痛みや肌への負担が大きいため、肌トラブルを起こしやすい方法でもあります。

脱毛テープのメリット

市販されている製品を使うのであれば、1,000円未満で購入できるものも多く、経済的な負担が少ないと言えます。

一度に広範囲のムダ毛にアプローチすることができ、処理の時間がかからないのも良い点です。

根元から抜くことで毛周期を遅らせる事ができ、しばらくの間はムダ毛が生えないので、お手入れの間隔が長くなります。

脱毛テープのデメリット

粘着剤を使っていることから、テープやワックスを剥がす時は、かなりの痛みを伴います。

しかも、ムダ毛だけでなく肌の角質まで取り去ってしまうので、出血や炎症などが起こりうる方法です。

毛穴の開きや黒ずみ、埋没毛にも繋がるので、あまり頻繁に行わない方が良いでしょう。

毛根からムダ毛をなくす「脱毛」

家庭用脱毛器によるムダ毛処理

家庭用脱毛器は、美容サロンやクリニックに行かずとも、自宅でプロ級のムダ毛処理ができる機械です。

少し高価ではありますが、長く使い続けることができ、お店でムダ毛処理を行うよりも安く済むことが多くなっています。

家庭用の機械にも様々な種類があるので、特徴をしっかり把握し、目的や希望に沿ったものを選びましょう。

レーザー式家庭用脱毛器

クリニックの永久脱毛でも取り入れられている方法で、メラニン色素に反応し、レーザーを当てることで毛根や周辺組織を破壊します。

家庭用は一般の方でも安全に使用できるよう、医療用よりも出力を下げていますが、一番効果の高い方法です。

パワーはありますが、その分だけ施術の痛みを感じやすく、デリケートな部位は少々我慢が必要になります。

フラッシュ式家庭用脱毛器

「光脱毛」とも呼ばれており、美容系のサロンで導入されている脱毛方法と同じタイプです。

光を使って熱を加え、毛根にダメージを与えるよう照射することで、脱毛効果を発揮します。

レーザー脱毛に比べると痛みは少ないものの、効果を実感できるまでに時間を要します。

熱線式(サーミコン式)家庭用脱毛器

ヒートカッターを広範囲に適用させたような脱毛器で、皮膚上だけでなく毛穴の奥まで毛に熱が伝達することで、ムダ毛を除去していきます。

痛みや火傷の心配がないので安全に使えますが、毛根には直接アプローチできないというデメリットがあります。

繰り返しの使用でムダ毛が目立たなくなるため、脱毛器という名称で販売されていますが、除毛器と考えて使うのが良いでしょう。

高周波脱毛器

ムダ毛の一本一本に高周波の微弱な電流を流し、毛根に刺激を与えることで脱毛する方法です。

毛抜きの様な形状の機械で毛を挟んで電流を流すので、肌への負担が最も少ないという特徴があります。

毛が長いと高周波が毛根まで届かないこともあり、剃毛で毛を短くしてから行うと効果的です。

家庭用脱毛器のメリット

家庭用の脱毛器はかなり多くの種類が販売されており、豊富な選択肢の中から自分の好みに合わせて使うことができます。

サロンや病院などに行く手間がかからず、剃毛や抜毛に比べて脱毛の効果が高いのがポイントです。

1度購入すれば数年間続けて使用することができるので、コストパフォーマンスにも優れており、全身のムダ毛処理に最適です。

家庭用脱毛器のデメリット

家庭用とはいえ脱毛器の価格は高いものも多く、消耗品が必要なタイプもあるので、初期費用やランニングコストが高めです。

また、店舗で脱毛するよりも効果の発現に時間がかかり、すぐに実感するのは難しいでしょう。

脱毛を行う前のクーリングや、脱毛後の保湿・紫外線対策などのお手入れは自分でしっかり行う必要があります。

脱毛サロン・美容サロンでの脱毛

エステや脱毛専門店などの美容系サロンでは、ムダ毛の脱毛を行うことができます。

自分で行うのではなく、スタッフが施術を担当するため、より安全に実施することが可能です。

美容サロンでの脱毛には、「フラッシュ式(光脱毛)」「ニードル式(針脱毛)」「ワックス脱毛」など種類がありますので、目的や費用に合わせて選びましょう。

美容サロン脱毛のメリット

機械を使って行う場合、家庭用脱毛器よりも高い出力で施術することができるので、セルフケアよりも効果があります。

脱毛にかかる料金は家庭用を購入するよりも高いですが、医療脱毛に比べて安い料金で受けることができます。

また、フラッシュ脱毛の光には美肌効果もあるので、脱毛をするたびにお肌が綺麗になる事が期待されます。

美容サロン脱毛のデメリット

毛周期にあわせて施術を行う必要があるため、定期的にお店へ通わなければなりません。

医療脱毛に比べると出力が低いことから、施術の回数も多くなり、通う期間も長くなります。

また、美容サロンで行う脱毛は永久脱毛ではないので、薄くなったり生えにくくはなっても、施術をやめれば次第にムダ毛がまた生えてきます。

医療用レーザー脱毛(永久脱毛)

美容外科や皮膚科などのクリニック(医療機関)で行うムダ毛処理方法が、医療用レーザー脱毛です。

ムダ毛処理方法の中で唯一、永久脱毛を行うことができるため、しっかり続ければお手入れがほとんどいらない状態になります。

家庭用脱毛器や美容サロンでの脱毛に比べ、出力が高いため、通う頻度が少ないのが特徴です。

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトという宝石を用いて波長を出す脱毛器で、日本人の肌質に適している方法です。

冷却用ガス・冷却風で皮膚を冷やしながらレーザーを照射するため、施術中の痛みが軽くなります。

産毛や薄い毛には弱いものの、脱毛効果と併せて毛穴の開きやシミ・そばかすなどへの美肌効果が期待できます。

ダイオードレーザー

半導体を使用し、レーザーのエネルギーを集中して照射するため、表皮や周辺組織にダメージを与えずに脱毛ができます。

濃いムダ毛から薄い毛まで幅広く対応し、毛質を問わずに汎用的に使用できる脱毛機械です。

ダイオードレーザーには「ショット式」「蓄熱式」の2種類があり、特に蓄熱式は痛みや刺激も少ないのが特徴です。

YAG(ヤグ)レーザー

波長の長い脱毛器で、レーザーが毛根までしっかり届きやすく、どのようなムダ毛にもしっかりアプローチします。

YAGは他の機種に比べてメラニンへの反応が薄いため、お肌が色黒の方や色素沈着の部位なども施術が可能です。

お肌の細胞が活性化することで美肌効果が期待されますが、脱毛時の痛みが感じやすいのが難点です。

3波長同時照射レーザー

波長の長さが違う各脱毛器のデメリットを改善し、3種類の波長が1台で出せるようになった最新の機械です。

まだ導入店舗は少ないので、受けられるクリニックが限られますが、機械を使い分けることなくどのムダ毛にも高い脱毛効果を発揮します。

施術時間も大幅に短縮されたうえ、脱毛時の痛みも感じづらいのですが、費用はやや高めです。

医療用レーザー脱毛のメリット

脱毛の中では最も施術効果が高く、永久脱毛が行えるため、ムダ毛処理のいらないお肌が手に入ります。

1回でのパワーが強いので美容サロンのように頻繁に通う必要はなく、また、終了までの期間も短いのが特徴です。

万が一、お肌にトラブルが生じた場合も、医師や看護師がすぐに対応できるので、リスクが少ない脱毛方法です。

医療用レーザー脱毛のデメリット

ムダ毛処理の中では最も費用が高く、全身脱毛する場合はかなりコストがかかってしまうので、経済的な負担が大きい方法です。

脱毛効果は高いですが、出力(パワー)も高いので、施術中に痛みを感じる事が人も多くいます。

特にVIOゾーンや指先など神経が集中している部位は、人によっては表面麻酔や吸入麻酔などを行う事もあります。

薬剤を使用した除毛・脱毛

抑毛クリーム・ローションを使ったムダ毛処理

薬剤を皮膚に塗布することで、毛が生える速度が遅くなったり、毛を細くして目立たせなくすることができる方法です。

女性ホルモンに近いイソフラボンを主成分としていることが多く、スキンケア効果もあります。

太いムダ毛よりは細い毛の方が効果が高いことが多く、産毛などのムダ毛処理に有効です。

抑毛クリーム・ローションのメリット

あくまでも市販できるレベルの薬剤なので、お肌に対する負担が少なく安全に使うことができます。

効果は徐々に出てくるので、一度に大量に抜けず、ムダ毛を処理してこなかった方も不自然さがありません。

塗布するだけで完了し、複雑な手順が必要ないので、手間がかからず簡単に使えます。

抑毛クリーム・ローションのデメリット

濃い毛や太い毛には効果が薄いため、脇やスネなどの抑毛はあまり実感できない事もあります。

少しずつしか効果が表れないので、今すぐにムダ毛をどうにかしたい方には不向きです。

あくまでもムダ毛を抑える製品なので、抑毛剤だけで他の方法のようにムダ毛をなくす事はできません。

除毛クリーム・ローションを使ったムダ毛処理

皮膚の上に露出しているムダ毛を、薬剤で溶かしてから除去することで、ムダ毛を処理する方法です。

「塗る→待つ→流す(取り除く)」という簡単なステップなので、誰でも気軽に使用できます。

カミソリや電気シェーバーのように肌を傷つけることはありませんが、主成分の配合量が多いと肌の負担になることもあります。

除毛クリーム・ローションのメリット

肌を傷つけることなく気軽にムダ毛処理ができるので、若い世代の女性でも安心して使用できます。

塗布する量を調整することで、足のような広範囲にも、指のような局所的な部位にも対応することが可能です。

リーズナブルな価格で販売されている製品も多いので、続けやすいのは大きな魅力です。

除毛クリーム・ローションのデメリット

刃物は使わないので肌を傷つける事はありませんが、タンパク質に作用するため、肌に負担がかかることもあります。

ものによっては薬剤のニオイがきつい製品もあり、しっかり換気をしながら行わないと体調に影響する可能性があるでしょう。

また、使用されている成分によっては、顔やデリケートゾーンなどの敏感な部位には適していません。

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